サポニンの毒性
サポニンはさまざなま植物に存在しています。
植物によってサポニンの効果や効能は異なりますが、じつは、ある特定のサポニンには非常に強い溶血作用があるものがあります。
もちろん、摂取する量にもよりますが、溶血作用の強いサポニンを摂取した場合、時として死に至る場合もあります。
命を落とさずとも、吐き気や下痢などの胃腸関係に影響を与える事もあります。
そのため、サポニンを毒物として長年みなされてきたと言う経緯があります。
とはいえ、植物から摂取するサポニンによって命を落としたと言う報告をあまり耳にしたことがありませんので、注意さえすれば心配するほどでもないということが分かると思います。
例えば、サポニンを多く野菜に「ごぼう」があります。ごぼうのかわの部分に特にサポニンが多いと言われています。
そのため、ごぼうを調理する際には、しっかりと水で晒し、アク抜きをする事によってサポニンを除去する必要性があります。
その後、調理するようにすれば安全にそして安心して食べる事が可能です。
また、アク抜きが完了した水にはサポニンが含有していますから、扱いには注意が必要ともいえます。
ごぼうのように、サポニンは溶血作用があると言いましたが、じつは、溶血性がないサポニンもあります。それは「大豆サポニン」です。大豆サポニンには、溶血性が皆無に近いほどないため、サポニンの毒性が気になるという方は、大豆や大豆を使った加工品などを利用すると良いかと思います。
サポニンには利用する植物によってサポニンの含有量が異なるようです。
サポニンを含む食材と言うのは多数ありますが、その1つをとっても有効性や効果といものが異なります。そのため、安全性についても1つ1つ違うという事がいえます。
サポニンを含む物を口にする際には、正しく利用するようにしたい物です。
例えば薬用人参にもサポニンが含まれているのですが、これらを含むサプリメントについては安全性についてしっかりとチェックはされているとは思いますが、それでも過剰摂取してしまえば意味がありません。
しっかりと用法や用量を守った上でただしく摂取する事でサポニンを安全に摂取する事が出来ると思います。
⇒サポニンを手軽に摂取する方法